このカクテルバーを訪れずしてベルリンを去ることなかれ

ホテル パレス ベルリンの「ハウス オブ ジン」は、ジュニパー香るスピリッツのファンの心を惹き付けます
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クアフュルステン通りからすぐのヨーロッパセンターに1968年に開業したホテル パレス ベルリンは、同じファミリーが3世代に渡って個人経営している市内の数軒のラグジュアリーホテルの一つ。カール・ハインツ・ペッパーが、ニューヨークシティのロックフェラーセンターにインスパイアされ、ドイツにも同じようなものを作りたいと思い、ヨーロッパセンターとこのホテルを建てました。ホテル開業当初は現在とは異なり、188室の客室、バンケットホール、アイススケートリンク、レストラン、グリル、カクテルバーを備えていました。

最近は、2015年にホテル内にオープンした「ハウス オブ ジン」が有名です。イングランドやスコットランドには、ジンを中心としたバーがありそうですが、ベルリンでは非常に珍しく、地元のジン好きな人にも観光客にも熱狂的な人気を得ています。このバーでは、ドイツのクラフトスピリッツを中心に、世界各国の150種類ものお酒を取り揃えています。ドイツのジン市場はここ8年で急激に成長したと、ホテルのバーマネージャー、セバスチャン・ジャロリュメックは言います。ドイツは何世紀にもわたりシュナップスを作り続けてきたので、醸造所にはジン作りに必要な知識、経験、設備が揃っているのです。

ジンを中心としたバーはベルリンでは非常に珍しく、「ハウス オブ ジン」は地元のジン好きな人にも観光客にも熱狂的な人気を得ています。
このバーでは、ドイツのクラフトスピリッツを中心に、世界各国の150種類ものジンを取り揃えています。
カクテルを作るセバスチャン・ジャロリュメック、ホテル パレス ベルリンの「ハウス オブ ジン」のバーマネージャー。
このようなジンのテイスティングは、私の大好きなスピリッツについてお話しするチャンスなので、楽しんで開催しています。
テイスティングノート

「ドイツでは地域産原料を使用するので、ワイン産地でリースリング種のぶどうを使用して作られたジンもあり、リースリングワインと同じような酸味があります」と言うセバスチャン。多くの生産者は地元産のボタニカルを使用して高品質のドイツ産ジンを作っていると言います。もちろん、イングランド、米国、オーストラリア、オーストリア、ロシア、ノルウェー、スペイン、ポルトガル、フランス、スコットランド、アイルランドといった様々な産地のジンも取り揃えています。トニックも、スイス マウンテン スプリングやその他専門ブランドのトニックなど種類豊富で、中には桜風味のトニックも。

クラフトジンの世界を詳しく知りたい方は、テイスティングしてみてはいかがですか。セバスチャンが、3~5種類のジンを、ストレートやロック、またはジントニックで試飲させてくれます。「このようなジンのテイスティングは、私の大好きなスピリッツについてお話しするチャンスなので、楽しんで開催しています」と、熱く語るセバスチャン。セバスチャン自身もこのボタニカル酒の愛好家であり、ドイツやイングランドの醸造所を訪れたことがあります。ベルリンでは、ジンにイチゴやその他の材料を加えて自家製カクテルを作るのが彼のお気に入りです。

ジン以外のものをご希望ですか? 大丈夫です。セバスチャン率いるバーのスタッフチームが、お望みどおりのカクテルをお作りします。詳しいご案内もなくメニューをお渡しするのではなく、まずお客様の嗜好を伺ってからおすすめのカクテルをご提案します。セバスチャンは言います。「私たちにはお客様との時間が必要です。実際に時間をかけ、お客様一人ひとりに対応し、最適なカクテルを見極めようとしています。」

ホテル パレス ベルリンまたは「ハウス オブ ジン」の詳細については、ホテルご予約時にコンシェルジュにお問い合わせください。