街をアートで彩る

ホテル ファザーノ サンパウロがご案内する、ストリートアート ツアー
ストリートライフ

グラフィティアートの聖地として有名なバットマン アレイから、地下鉄の柱をキャンバスにした野外美術館まで、サンパウロの落書きアートやスプレーペインティングの伝統は、ストリートアートの世界的中心地であるニューヨークやベルリンにも引けを取りません。

とはいえ、ブラジル有数のダイナミックな都市、サンパウロの活発なストリートアートシーンの中から、優れた最新作品を見つけて歩くのは、旅行者には難しいかもしれません。そこで、ホテル ファザーノ サンパウロでは、個性的なストリートアートが集まるおすすめのエリアを巡る、ガイド付きツアーをご用意しました。

ガイドを務めるのは、イラストレーター兼グラフィティアーティストのファビオ・ビオファ。市内随所に見られる、活字をプリントした自身のストリートアートで知られています。

ツアーでは、ガイドを務めるストリートアーティストのファビオ・ビオファが、ブラジルのストリートアートの起源を解説します。
ツアー参加者には、スプレーペイント缶が配られ、無地の壁に自身の作品を制作できます。
ベコ ド バットマン(バットマン アレイ)はホテル ファザーノ サンパウロのグラフィティツアーで立ち寄るスポットの一つ。
サンパウロは、グラフィティアートの世界的中心地であるニューヨークやベルリンにも引けを取らない、ストリートアートのメッカとして有名です。
自己表現としてのアート

1980年代にアメリカで流行したヒップホップ文化の影響を受け、ブラジルには、先住民のルーツとアマゾン川から得たインスピレーションを融合した独自の感性が生まれます。サンパウロのストリートアート学校の一つ、ピシャサオは、1940年代~50年代に開校。当時はタールを使ってビルの壁にメッセージを書くことが、政府に対して主張をする強力な手段となっていました。今日では、アーティストが描く内容も、政治的なメッセージから社会的な表現へと変わってきています。

ツアーで立ち寄るスポットの中でも特に象徴的なのが、住宅の周りに高い壁が延々と張り巡らされたヴィーラ・マダレナ地区。「ベコ ド バットマン」として知られるこの通りでは、スプレーで描かれたサイケデリックな模様のさまざまな壁画を見ることができます。「バットマン アレイ」と訳されるこのニックネームは1980年代に付けられたもの。当時、誰かがむき出しの壁にDCコミックのスーパーヒーローの絵をスプレーで描いたのを機に、ここがグラフィティアートの聖地となりました。ツアーでは他に、サンパウロ北部区域にある都市アート屋外美術館にも立ち寄り、地下鉄駅の33本の柱に描かれた68点の壁画を鑑賞します。ここではキュレーターのビーニョ・リベイロの案内のもと、地下鉄ポルチュゲーサチエテ駅~サンタナ駅間の高架線路の下を歩きます。今ではサンパウロ市と州政府から支援を受けている地下鉄の柱のアートプロジェクトが、違法な落書きから始まったことなど、サンパウロのストリートアート文化についてリベイロが解説します。

色彩豊かなツアーの最後に訪れるのは、ファビオ自身のワークショップ。ここで、アーティストが実際に作品を制作している様子を見学します。そして、遂にグランドフィナーレです。各自に配られるスプレーペイント缶で、想像力のおもむくままに無地の壁に自身の作品を描きましょう。

ホテル ファザーノ サンパウロの詳細やグラフィティツアーの手配については、ホテルご予約時にコンシェルジュにお問い合わせください。