茶の湯に学ぶ和の心

帝国ホテル 東京で楽しむ茶道体験
伝統に触れる

帝国ホテル 東京の本館4階には、茶室「東光庵」があります。数寄屋造りのこの茶室は、数部屋の茶室、伝統的な障子、畳、静かな日本庭園などからなっており、ストレスや日々の生活の心配事を忘れて穏やかなひとときを過ごすのに最適な空間です。

茶室に入るには、まず亭主が準備を完了していることを確認する必要があります。障子が指3本分ほど開いていれば入っても構いません。障子が閉まっている場合は、次の茶会の準備をしている最中か、茶会がすでに始まっているという印になります。

これらすべての繊細な合図は、礼式と呼ばれる茶会の作法または礼儀の概念の一部であり、古来から伝わるこうした日本の慣習を伝えていくため、帝国ホテル 東京では関心をお持ちのお客様に茶道体験の機会をご提供しています。

亭主を務める丸田勢津子が抹茶を入れた茶碗にお湯を注ぎ、茶筅でお茶を点てます。
伝統的な日本の茶会では礼儀や作法が重視されます。
帝国ホテル 東京の茶室「東光庵」は、400年前に誕生した数寄屋造りの茶室です。
帝国ホテル 東京では、茶会の客としての礼式または作法を亭主から学ぶことができます。
古来から伝わる慣習を守る

本格的な茶道体験を楽しめるよう、帝国ホテル 東京は1970年にこの素晴らしい茶室の設計を村野藤吾氏に依頼しました。3部屋を備えた茶室は、400年前に誕生した数寄屋造りの建築手法に則って建築され、自然を大切にした質素で美しい佇まいとなっています。

茶室に入る前に靴を脱ぐということや、風味豊かなお茶をいただく前にお菓子をいただく作法など、茶会の礼儀作法や手順を英語でご説明することもできます。日本語での茶会をご希望の方には、日本語でご体験いただけます。

丸田は、東光庵が営業を開始した当初から同庵で働いていた叔母から茶道の手ほどきを受けました。帝国ホテルで60年にわたって茶を点て続けたその叔母は10年前にこの世を去ってしまったため、現在は丸田がお客様をおもてなししています。

着物姿の丸田は、抹茶を入れた茶碗にお湯を注ぎ、茶筅でお茶を点てます。「このひとときを皆様で心静かに楽しんでいただき、日々の生活の中でもこのようにリラックスできる時間を作っていただけるといいと思います。こうした和の心を日常に取り入れていただけると幸いです」と言います。

帝国ホテル 東京の詳細や、ご滞在中の本格的な茶道体験のお手配については、ホテルご予約時にコンシェルジュにお問い合わせください。