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クリスチャン・スプークは、スイス最大のバレエ団であるチューリッヒ バレエ団の芸術監督に就任して5年目を迎えました。「やっと、この場所に腰を落ち着けたと感じています」と、ドイツ出身のスプークは最高の笑顔を浮かべます。この見事なチューリッヒ歌劇場でバレエを発表できることを神に感謝し、才能あふれるダンサーたちのバレエ団を指揮するという長年の夢を叶えられたことを心から嬉しく思っているとのこと。チューリッヒという素晴らしい都市で、高い審美眼を持つ観客や後援者の前で新しいアイデアを発表できることを、とても光栄に感じているそうです。
2012年にスプークが芸術監督に選ばれたとき、チューリッヒ・バレエ団はすぐに常任契約を承諾しました。そして5年契約の2年目を迎えるときには、ありがたいことにさらに5年の契約延長を打診されたとスプークは振り返ります。 「もちろん『イエス』と返事をしました。おかげで、バレエ団の長期的な計画を立てられるようになりました」と、スプーク。その計画には、メキシコやスペイン、イスラエルへのツアーも含まれています。「次のシーズンはモスクワのボリショイ劇場で公演を行います」
ドイツのマールブルクで生まれたスプークは、10代の頃、ダンサーになるという夢を抱いていました。「ですが、14歳か15歳だった私は、そのことを言い出せずにいました。」昔を振り返りながら、彼は言います。「当時は今と違って、バレエなんて女の子がやるものだ、と言われる時代でした。」 17歳になり、密かにバレエ教室に通い始めた彼は、自分の才能を認め、本格的なトレーニングを受けさせてくれるプロ養成所をいくつか見つけました。 しかし彼の両親は、高校を中退することを許しませんでした。20歳になった彼は、シュトゥットガルトにある有名なジョン・クランコのバレエ学校でトレーニングを開始しました。「3年が経った時、私はクラシックを学ぶのを辞め、いくつかのコンテンポラリーダンスカンパニーを転々とするようになりました」とスプークは語ります。 そして1995年、シュトゥットガルト バレエ団に入団した彼は、ほどなくして、本当にやりたいのはダンスではなく、振り付けだということに気付いたのです。
チューリッヒ歌劇場のバレエ公演は、スプークの原風景です。「19歳の時、私はダンサーである友人とバレエを観に来ました。その頃の私はダンスを始めたばかりで、あえて後ろのほうの席に座ったものです。バレエ鑑賞の後は、老舗菓子店コンフィセリー シュプングリへ行き、湖に足を浸しながらランチを食べました。あの舞台、そしてあの湖に、大きな感銘を受けたことを今でもよく覚えていますよ。でもまさか、ここが私の活動の場になろうとは、あの頃は夢にも思いませんでした」
伝統を新しい形で表現するバレエで知られるスプーク。バレエと同様に、彼はチューリッヒを「古き良き伝統に現代的なテイストを加えた街」としてとらえています。
チューリッヒでは、数多くの作曲家や科学者、作家、芸術家が創作のひらめきを得ました。ウィーン風のカフェバー、カフェ オデオン(2 Limmatquai、+41 44 251 16 50)は、チューリッヒの知識人に愛された店です。アルベルト・アインシュタインはチューリッヒ連邦工科大学の学生を連れて訪れ、ここで議論を交わしました。チューリッヒで初めてグラス入りシャンパンを出したバーとしても知られています。 作曲家リヒャルト・ワーグナーは1849年にドイツからチューリッヒへ亡命し、オットー・ヴェーゼンドンクとその妻マティルデが住む家に滞在しました。ワーグナーが「緑が丘の隠れ家」と呼んだその邸宅は、現在はリートベルク美術館(15 Gablerstrasse、+41 44 415 31 31)となっています。スイス唯一のヨーロッパ以外の文化を展示する美術館で、アフリカやアジア、古代アメリカの作品を鑑賞できます。美術鑑賞のあとは、美しい庭園「リータパーク」での散策をお楽しみください。ワーグナーが1858年に、愛人マティルデ・ヴェーゼンドンクに捧げる「Im Treibhaus(温室にて)」を作曲した場所です。 画家マルク・シャガールの晩年の名作を堪能できる場所もチューリッヒにあります。シャガールは80歳の時に、フラウミュンスター(聖母聖堂)(19 Stadthausquai、+41 44 221 20 63)の5枚のステンドグラス制作を依頼され、この記念碑的な偉業を引き受けました。そして3年の歳月をかけ、13世紀建造の大聖堂の聖歌隊エリアに高さ9メートルステンドグラスを制作しました。聖書の物語を描いたこれらの作品は、1971年に公開されるとたちまち人気を集め、現在も多くの人が見学に訪れます。
料理の伝統を大切にするチューリッヒを訪れたら、グルメ体験もお忘れなく。スイス料理を出すレストランは市内にたくさんありますが、中でもレストラン クローネンハレ(4 Ramistrasse、+41 44 262 99 00)は、伝統料理をいっそう引き立てる歴史のある店です。1924年のオープン以来、優雅なダイニングルームとバーが画家や作家、デザイナー、建築家たちに愛されてきました。スプークは、この店ではメニューを開きません。ここで注文するのは「ツーリッヒャー ゲシュネッツェルテス」に限ると彼は言います。やわらかい仔牛の薄切り肉をクリーミーな白ワインソースで煮込み、ジャガイモを焼いたロスティを添えて食べる、チューリッヒの伝統料理です。地元で作られたスイスワインがよく合います。 夜までリハーサルが続いた日にスプークが向かうのは、ドゥ テアーター(20 Dufourstrassse、+41 44 251 48 44)。劇場から近くて便利なだけでなく、くつろげる雰囲気があり、地中海料理とアジア料理をミックスした料理が楽しめる店です。前菜にハマチのセビーチェやイワシのオイル漬け、メインコースにわさびマヨネーズを添えた仔牛のカルパッチョなど、メニューには世界各地の料理を取り入れています。モロッコ料理を楽しみたいときは、味も雰囲気も本格的なメゾン ブラント(5 Gasometerstrasse、+41 43 211 0033)へ。店内はレストランとティールームの2つに分かれていますが、おすすめはこのどちらでもなく、緑が美しいテラス席。ロイヤルプレート(12種類のメッゼを選べる盛り合わせ)をオーダーして、王様の気分で食事ができます。
「ありのままのあなたで。」そんなモットーを掲げるのは、チューリッヒにあるキャバレー ヴォルテール(1 Spiegelgasse、+41 43 268 5630)。1916年当時、ダダイスム運動の発起人と言われるフーゴ・バルをはじめ、ハンス・アルプ、トリスタン・ツァラなどアナーキーな芸術家たちが集ったこのキャバレーは、チューリッヒがダダイスム運動発祥の地と言われる所以となった場所です。現在は、美術館、カフェ、バー、ショップ、イベントスペースを兼ね備えた複合施設となっていますが、今もダダイストたちの遺産を受け継ぎ、毎晩のように魅惑的なショーを開催しています。 ちょっと趣向を変えて、のんびり楽しみたいという方にぴったりなのが、リマト川の河畔です。スプークがおすすめするのは、運河をそのまま遊泳場にした400mのフルスバッド オベレール レッテン(10 Lettensteg、+41 44 362 92 00)。暖かくなると、泳いだり、飛び込んだり、ラフティングを楽しんだりする地元の人々で賑わいます。
かつては花街として栄え、今は深夜まで賑わうクラブが集まるエリアとなっているラングシュトラーセ。自分好みプランを立てたら、夜の街へ繰り出しましょう。街で最古と言われるナイトクラブのひとつ、マスコット(10 Theaterstrasse、+41 44 260 15 80)は、1916年1月の創業以来、時代とともに進化し続けてきました。長年にわたり、多くのエンターテイナー、ビッグバンド、ポップスターを迎えてきたこのクラブは今、マーティン・ソルヴェイグやディロン・フランシスといった国際的DJたちも注目する話題のスポットとなっています。もう少し落ち着いた雰囲気がお好みの方におすすめなのが、昔の造船所を改装した建物内にあるムーズ ジャズクラブ(6 Schiffbaustrasse、+41 44 276 80 00)。この建物には、最新のパフォーミングアート センター「シャウシュピールハウス チューリッヒ」も入っています。
「チューリッヒ美術館(1 Heimplatz、+41 44 253 84 84)で開催される展覧会は素晴らしいものばかりです」とスプークは言います。この現代美術館には、クロード・モネやフィンセント・ファン・ゴッホのほか、スイス象徴主義の画家アルノルト・ベックリンやフェルディナント・ホドラーらの著名な作品が展示されています。最高の音響設備を備えたコンサートホールと言えば、1,455席を擁するトーンハレ マーグ(22 Zahnradstrasse、+41 44 206 34 34)でしょう。1895年、ヨハネス・ブラームスが初演を務めたこのホールは現在、チューリッヒのトーンハレ管弦楽団の本拠地となっています。観客として舞台を鑑賞するなら、挑んでくるような作品が好みだというスプーク。そんな情熱を満たすのに最高の場所として彼が薦めるのがシャウシュピールハウス チューリッヒ(34 Rämistrasse、+41 44 265 58 58)。有名な古典からコンテンポラリーな作品まで、毎晩のように多彩なショーを楽しめる劇場です。地下にある小劇場もぜひ足を運んでみてください。プロフェッショナルなシャウシュピールハウスのパフォーマーたちが出演する、若手監督ならでは新しいスタイルの演劇をお楽しみいただけます。
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