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個性溢れるブラジル建築を巡る、パラシオ タンガラ サンパウロのプライベートツアー
造園デザインの巨匠

サンパウロの活気あるモルンビー地区という人気のエリアに位置するパラシオ タンガラは、サンパウロの建築巡りの拠点に最適です。とはいえ、サンパウロの魅力は美しい建築だけではありません。

当ホテルが佇む11ヘクタールのブーレ・マルクス公園は、サンパウロ最大の緑地。その設計を手掛けた造園家のロバート・ブーレ・マルクスにちなんで名付けられました。サンパウロのモダニスト建築のパイオニアであるマルクスは、自身を画家とみなし、造園デザインを自然の芸術作品と捉えていました。ツアーの出発点となるこの公園には、生い茂るダイオウヤシと緑が映りこむ鏡池のほか、トーンの異なる2種類の芝で作ったチェスボードなど、巧みな造園技法が随所に散りばめられています。園内には鳥やさまざまな種の動物が生息しており、都市部では残り少ない大西洋岸の熱帯雨林として、その生息地が保護されています。この豊かな緑地は市の大気質改善のために造られたもので、人と自然とをつなぐ役割を果たしています。

ブーレ・マルクス公園の芝生のチェスボード。
リナ・ボ・バルディが設計を手掛けたカサ・ド・ヴィドロは、支柱の上に建つ高床式の住宅。ひときわ目を引くガラス張りのファサードが特徴です。
ブーレ・マルクス公園では、ブラジルで最も有名な造園家のイマジネーションの世界を垣間見ることができます。
人気の高いブーレ・マルクス公園内に位置するパラシオ タンガラは、モルンビー周辺の素晴らしい建築巡りの拠点に最適です。
夫婦の邸宅ツアー

ツアーで次に訪れるのは、公園からわずか5km弱のところにあるカサ・ド・ヴィドロ。その大部分がガラスでできた住宅です。1950年に建てられたこのガラスの家は、イタリア系ブラジル人建築家、リナ・ボ・バルディが手掛けた最初のプロジェクト。ここは、夫ピエトロ・マリア・バルディと共に40年以上も暮らした、バルディにとって大切な空間です。ツアーでは、細い支柱の上に浮かんでいるようなガラス張りのファサードや、ブラジルの熱帯雨林を愛するバルディの情熱が随所に感じられる庭園など、繊細な要素が絡み合うバルディの現代的なデザインを詳しく見学します。

ツアーの終着点は、バルディの家から1kmほどのところにある、サンパウロの別の夫婦がかつて暮らした旧邸宅の美術館。現在美術館となっているマリア ルイーザ&オスカー アメリカーノ財団には、約1,500点のオブジェが展示されており、中には夫婦の個人コレクションの品々も。植民地時代から帝国時代、20世紀に至るまで、作品を通してブラジルの歴史に触れることができます。土木技術者であったオスカー・アメリカーノは、緑に覆われた郊外の高級住宅地、モルンビー地区を設計し、1950年代、ここに夫婦の家を建てました。来館の際は、アフタヌーンティーで有名な1階のカフェもぜひお見逃しなく。

パラシオ タンガラ サンパウロの詳細やサンパウロ建築ツアーのご予約については、ホテルご予約時にコンシェルジュにお問い合わせください。